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大麻所持と無免許運転で逮捕され、少年院送致ではなく保護観察処分となった事案

  • cases600
  • 2020年07月08日更新
男性
  • 男性
  • 薬物事件
  • ■犯罪行為 大麻取締法違反
  • ■罪名 少年事件
  • ■解決結果 保護観察処分

事件発生の経緯

少年は、逮捕される数か月前から、友人とともに大麻を使用していた。事件当日も、友人に誘われ、友人が運転する車で大麻を買いに行き、大麻を入手した。そして、帰宅する際、友人から車の運転を代わるように言われ、仮免許しか持っていないにも関わらず運転を交代した。そして、警察の職務質問により大麻所持及び無免許運転が発覚した。

ご相談~解決の流れ

少年が逮捕された直後から、両親が来所し、事件を受任。当方は逮捕直後から接見を重ね、大麻を使用するに至った経緯を振り返るとともに、反省を促した。鑑別所での生活や調査官との面接でも少年は反省を深め、自身の問題点に気づくとともに、今後の進路についても考えるようになった。当方も面会を重ね、少年の内省を促すとともに、今後同じことを二度としないためにどのようにしていけばよいのかを少年とともに考えた。また、裁判官に中間審判の申し入れを行い、審判の前に裁判官から内省を深めるためのポイントを聞き取る機会を設定した。そして、審判では裁判官からの質問に補充する形で少年の反省を示す質問を行った。裁判官としては本来であれば少年院送致が良いと考えていたようであったが、今回に限り保護観察処分という結果を得ることができた。

解決のポイント

大麻取締法違反ということで、罪名からすると少年院送致が見込まれる事案ではあったが、少年の内省が深まっていることや、少年を監督する環境が整っていること等、アピールできる部分を全て出し切った結果、保護観察処分となった。接見や面会を重ねることで少年と打ち解け、様々な話をする中で少年の反省を深めることができたのではないかと考える。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)

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